末晴窯

窯元 末晴窯

場所 兵庫県多紀郡今田町上立杭尾中 電話 0795-97-3162 工房

 丹波焼、それは現在まで、およそ八百年の間、丹波人が育んできた、素朴な焼物です。瀬戸、常滑、備前、信楽、越前と共に六大古窯として広く知られています。
 丹波焼の歴史を窯の型によって大別致しますと、穴窯時代と登窯時代に分かれます。
 穴窯時代(鎌倉〜桃山)の作品は、そのほとんどが、紐造りの壷や甕ですが、これらは一般に自然釉とよばれるものがほとんどです。この土と炎と灰が織りなす神秘で素朴な居ろは、どの様な科学の力を持ってしても表現出来るものではありません。
 登窯時代(江戸〜現在)の作品は、赤土部釉の壷や徳利、白土部釉の花入等、無釉、釉掛け、細工物と種々多様であります。その中には、小堀遠州等、茶人の指導により生まれた茶陶、柳宗悦が貧しさの美と呼んだ、日用食器等すぐれた作品が多く出ております。
 この時代、時代を生き抜いた陶工達の、たくましく素朴な心が、しみじみと伝わって来る作品に接する時、父祖の歩んだ焼き物造りの道を私なりの作品を作る事によって、一歩一歩邁進しようと、新たに覚悟する次第でございます。  末晴窯

末晴窯ギャラリー
登窯

作家 西端 末晴

作品  

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